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リモートワークのメリットデメリット

2020/07.11

皆さん、こんにちは!

元事務のライター、山田です。

 

さて、本日のテーマは、

 

リモートワーク!

 

ここ数か月、働き方も随分変わってきました。

これまでのような出社型の勤務体制ではなく、場所を選ばず仕事ができる、リモートワーク、テレワーク、在宅勤務が推奨されるようになってきたのです。

 

実際、東京都の従業員数30名以上の企業における2020年4月時点でのテレワーク導入企業割合を見てみると、3月時点では24.0%だったのが、62.7%へと大幅な上昇を見せています。

参照:東京都庁 テレワーク導入率緊急調査結果

 

私の友人たちもリモートワークで働き始めた人が多くなりました。

 

長い子だともうリモートワークになってすでに4か月。

 

その間、いろい思うところはあったようです。

 

というわけで本日は、実際にリモートワークをしてみた人に聞いてみた、リモートワークのメリット、デメリットをお話していきたいと思います!

 

1.リモートワークのメリット

 

リモートワークをしてみて良かったところをリサーチしてみたところ、以下のような答えが返ってきました。

 

・在宅勤務の方が仕事の合間合間で家事も片づけられ、合理的
・家族との関係がよくなった
・普段、会社では口頭でやり取りが多かったけれど、リモートであることからお互いに配慮して文書でのやり取りが増え、仕事上の行き違いがなくなった
・相手の仕事が終わらないととりかかれない、という作業があったとしても、在宅での仕事だと家での用事を片付けながら待つこともできるので、会社にいるときよりいらいらが減った
・テレビ会議の方が、一人一人の意見を聞けるようになった

 

これらの意見を見て、在宅で周りに上司や同僚がいない状態で仕事をすることにより、視野に広がりが生じたように感じました。

 

会社で仕事をするときは目の前の仕事を片付けることにだけ向けられていた目が、仕事の時間であっても家庭内を見るようになり、また、対仕事関係者においても仕事相手の状況、伝わり方を考慮して仕事するようになった、という具合にです。

 

とある友人がこんなことを言っていました。

 

「上司の立場から言ったらテレビ会議はすごく効率的に感じる。

全員の顔を一度に確認できるし、なにより集中力がみんな違ってる。意見を戦わせるというよりは、発言者の意見に耳を傾けてから考えて意見を述べるってことがテレビ会議の方がしやすいみたいで、無意味な言い争いみたいなのが減ったもの」

 

テレビ会議の場合、いっぺんに話すというよりは一人が意見を言い、言い終わったら次の人が、のようなある程度秩序が生まれやすいというのは他の友人も語っていました。

 

ここでも「相手にどう伝えるか」を意識する効果が働いている、ということのようですね。

 

というように、これまでの仕事の仕方を見つめ直す良いきっかけとしてリモートワークを捉えている人が多かったですが、対家族に対しても以下のような効果があった、との意見がありました。

 

・夫婦そろってリモートワークになったことで、パートナーが家事を手伝ってくれるようになった

 

家事と仕事の両立については永遠のテーマというくらい、悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

パートナーと自分との間の家事の分担バランスの不条理さに怒りを感じている方もいらっしゃるかもしれません。

 

その原因の一つとして、パートナーの「家事はそんなに大変じゃない」「片手間でできる」というような無理解からくるものもあるでしょう。

 

しかし、リモートワークになってパートナーも家庭での現実を知る機会が増えました。

 

食事は黙っていれば出てくるものでもなく、洗濯は洗濯機に衣類を入れれば終わりではないということを。

これまで家事に比重を置いてこなかったパートナーも家事の大変さを目の当たりにすることで協力体制が築けた、という意見をよく耳にしました。

 

「在宅勤務を経験した今だから、これまでのように外で働く生活に戻ったとしても『洗濯物溜まってる』とか『部屋の隅にほこりが』とか言われないで済みそうなんだよね」

 

このような声から推測すると、リモートワークが終了した後も家事に対する意識が良い方向に変わっていきそうな気配ですね。

 

2.リモートワークのデメリット

 

ここまではやってみてよかったリモートワーク!の意見をお伝えしてきましたが、一方でリモートワーク結構大変、という意見もありました。

 

・子供たちのことが気になって仕事モードになれない

・パートナーも家にいるので食事の準備がとにかく大変

・オンオフの切り替えがしづらい

・プライベートを仕事関係者に見られているようで落ち着かない

・ネット環境が不調なとき、仕事がなにもできない

・技術的な面で困ってもすぐに解決できない

 

仕事と家庭のオンオフについては、リモートになることでどの自分をベースにして生活すればいいのか迷ってしまう、という意見もありました。

仕事の顔の自分と家での家族の一員としての顔をした自分がまったく同じ人格かというとそうとも言えませんものね。

 

私もそうですし・・・。

(仕事中の私はかなり怖いらしい・・・夫言)

 

なので、リモートワークに便利さを感じる方がいる一方で、やっぱり会社のほうが仕事はかどる!という方もいるのは当然かな、と思います。

会社にいるときより家事はこなさないといけませんしね・・・。

仕事関係者に家での自分の生活ぶりを見られているようで嫌だ、というのも切り替えを意識してこれまで生活してきたからこそでしょう。

 

そして特によく聞かれたのが「技術面での不安」です。

 

会社であれば業務に詳しい人、パソコンに詳しい人が周りにいるので、困ったことがあってもすぐに解決が可能です。

しかし、リモートワークだと基本的には自分で解決する形になります。

もちろんネットを介して確認することはできますが、会社で仕事をする場合と比べればタイムラグが生まれます。そのタイムラグをストレスに感じる方も多いみたいです。

 

こんな意見もありました。

 

「子供の手が離れたから。これまでやったことのない事務パートを始めたの。でもその矢先、今回のコロナのことがあって在宅になったのね。

エクセルを使う仕事だったんだけど、私それほどエクセル強くなくて・・・。わからないことも多くて仕事がいつもより倍の時間がかかってしまった」

 

ソフトの使用方法など、技術面での疑問をすぐさま聞けないというのはやはりかなりのストレスだったよう。

 

こうした経験を通し、普段支えてくれる先輩たちのありがたみを感じた、という意見もあったので、デメリットとして括るのも微妙ですが、一人で解決しなければならない状況になりやすいという点はリモートワークの弱点といえるかもしれません。

 

3.終わりに

 

少し前にこんなニュースを拝見しました。

 

引用:KyodoNews

 

障害のある方がリモートでロボットを動かし、接客業を行っているというこのニュース、外で働くだけが仕事じゃない、そう感じさせてくれた素晴らしい内容でした。

こうしたことがリモートワークが広がれば広がるほど、当たり前になってくるのです。

どんな方でもどんな家庭の事情があっても分け隔てなく社会参加ができる。とても素晴らしいことですよね。

 

上記のニュースのように、リモートワークは今後、さまざまな職種に広がりを見せ始めるでしょう。

それだけ働き方も多様化し、より働きやすくなっていきます。

今から楽しみですが、デメリットでも挙げたように課題も少なからずあります。

 

今の時点でどれだけその課題をクリアしていけるかはわかりませんが、少なくともスキルの部分で不安を感じながらリモートワークをせずに済むよう、在宅勤務の間も技術力向上については考えていくべきかもしれない。

今回の取材を通し、強くそう感じました。

 

【ライター:山田ゆい】

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