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異業種から事務職への転職を可能にする方法

2018/05.10

はじめまして。

元事務のライター山田です。

元事務の目線から、感じたこと、学んだこと、ちょっとしたお役立ち情報などお届けしたいと思いますので、何卒、よろしくお願いいたします♪

 

よく求人記事で「人気の事務職が募集開始!」や「土日祝日きちんと休める事務が最高」などといったコピーを見かけますよね。
企業や業種にもよりますが、休日がきちんと決まっていて、落ち着いて働ける事務職は、女性にとってやはり人気の職種と言えるでしょう。

私自身の話になりますが、大学を卒業してすぐの頃に百貨店の干菓子売り場の店員をしていたのですが、入社してしばらくして事務職に憧れるようになりました。
理由は簡単で、大学時代の友人や恋人と休日の予定が一切合わず、プライベートがとても寂しかったためです。
お客様と直接顔を合わせて商品をご紹介する販売職にやりがいは感じていたものの、まだ若い時分のこともあり、事務職への憧れは募っていきました。

今、この記事を読んでくださっている方の中にも、もしかして同じような思いを抱いていらっしゃる方もおられるかもしれません。
そんな皆様へ、販売職から事務職へ無事に転職を果たし、十年以上、勤めることができた私が転職活動で実践した方法をいくつかご紹介したいと思います。

転職と新卒採用の大きな違い

「販売しかしてこなくて事務の経験がない私だけど、まだ若いしなんとかなる!」
と、張り切って転職活動をしていたのですが、現実は甘くありませんでした。
書類選考すら通らず、面接してもらうステップにもなかなか行けなかったのす。

転職と新卒採用の大きな違いを肌で感じることとなりました。
「即戦力が求められる」を私はまったく満たしていなかったからです。販売職としてのスキルは確かに積んでいましたが、事務としての知識やパソコンスキルが圧倒的に不足していました。

企業が欲しがる人材とは「すぐに会社の力となってくれる人」であり、手取り足取り一から教えなくても、一を言って十、までいかなくても、二、三くらいはできる人材だったのです。

しかし、おかげで自分に足りないものがはっきりしました。あとはその足りないものをどう補うかを考えればいいわけです。

事務に有効活用できる資格を取得する努力をする

実務経験がないものは仕方ありませんが、だからと言って「どうせないし」と思うだけでは前に進めません。そこで私は、せめて事務に使えそうな資格を取得して転職に臨もうと考えました。

そして取った資格は「秘書検定」です。
この資格のよいところは、事務に必須の会社での立ち居振る舞いがきちんと身に着くほか、販売職で培ったお客様へのおもてなしの姿勢を活かして取ることが可能なところです。また、新卒の社員に秘書検定を取らせる企業もあるほど、企業注目度も高い資格であることから取得を決めました。

実務経験がないことに変わりはありませんが、事務職として働きたい、という言葉を、資格を取っていればきちんと熱のあるものとして企業側も受け取ってくれる確率が高くなります。
求めているのは確かに即戦力ですが、企業は伸びしろのある、向上心のある社員を欲しがっているのもまた事実だからです。

サービス業ならではのスキルをアピールする

事務職はひたすら机に向かってコツコツ・・・ということは実はありません。
電話応対、受付応対、営業の方と共にクライアントを訪問したり、とお客様と接する機会は数多くあります。
つまり、事務職であってもおもてなしの心、人と接する能力は絶対に必要なのです。
そのことに気づいてから、履歴書や職務経歴書に販売職でこれまで経験したエピソードを細かく入れるようにしました。

たとえば「売り場に訪れられたお客様のことは必ず記憶するようにしていた」ことや、「お話し好きの老婦人がよくお店に来られていたのだけれども『あなたとお話すると元気が出る』と言ってくださってよくおせんべいを買って帰ってくださったこと」

などです。

私が事務職として採用された理由は、このお客様とのエピソードのおかげがありました。
「事務は会社の顔」というのが私が採用された会社の社長のお考えで、きちんと会社の顔としてふるまえる人材を求められていたからです。
このような企業は多いので、実務経験がない、と思われても、サービス業で培ったスキルを前面に押し出すことで道が開ける場合もあります。無駄なものと思わず、最大限にアピールしてみてくださいね。

独学でパソコンを学んでみる

サービス業のスキルが活かせるとはいっても、やはり事務職と言えばパソコンスキルですよね。
ですので私も、事務への転身を志したころから、独学でパソコンは勉強しました。お恥ずかしながら、本当にパソコンはまったくの初心者だったため、参考書を買って勉強したものの、たいそう苦労しました。
事務の三種の神器ソフトともいえる、ワード、エクセル、パワーポイントについても一応、教本は読みましたが、使いこなすまではなかなか到達しませんでした。
ですが、入社前に多少なりともパソコンに接しておいたことは、入社後少なからず役に立ちましたし、面接の場での自己アピールに繋がったと思います。

まとめ

異業種から事務職へ転職するのは、なかなか難しいかもしれません。しかし、異業種を経験しているからこその能力もあり、その能力を役立てられる場所は決まった業界には限らないと私は思っています。
大事なのは「やる気」だと感じています。
転職が成功してもそれで終わりではなく、成長を常に求めるのが会社です。
事務に就職できたら、今度はより能力の高い事務になれるよう自分を高めていく必要があるでしょう。
とても大変ですが、そうして自分を高め続けていけば、その分、仕事の幅も広がり、自分自身の未来の可能性も広がります。
将来への自分のために、今、できることを考え進めることこそが、実は一番大切なことかもしれませんね。

【ライター:山田ゆい】

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